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通常市販されているシャンプーには合成界面活性剤が含まれているものがほとんどです。
なぜ石油系の合成界面活性剤を含むシャンプーが多いのか。
製品の原価を安く抑えられるから。国の基準では合法だからです。
合成界面活性剤は洗浄力が強すぎるため、汚れだけではなく皮膚のバリア層を破壊したり、髪の栄養分まで奪ってしまう心配があります。
育毛剤のコマーシャルに頭髪の毛根の拡大写真が出ていることがあります。毛根の根元からは常に皮脂分が出ていて、毛根の根元から雑菌が侵入するのを防ぐバリアー層を作っています。
常に清潔にするために毎日のように洗髪を行うことは、逆を言えば雑菌侵入の防護壁を壊す(バリアー層を破壊する)とも言えます。過剰な洗髪は、この皮脂分を常に洗い流し、髪を失う結果になります。
大切な防護壁を洗い流されれば、人間の体というのはそれを補おうとしてより一層の皮脂を作り出そうとします。結果として、毛根の根元に過剰な皮脂を作り出し、頭皮全体が皮脂膜で覆われるということになります。
洗えば洗うほど、脂ぎったギトギト頭になるということです。髪を守るための行為が、髪を失う原因になりかねません。
もちろん不潔にすることは良くはありません。2,3日に1回の洗髪にして、途中はお湯だけで髪を洗い流すとか洗剤の量を少なくしてできるだけサッと洗うことをお勧めします。
普通にしていれば毛穴に皮脂がつまる事はありませんし、皮脂が髪の成長を妨げることはありません。
合成界面活性剤の中でも毒性が強いとされるのは、
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(AES)
アルキル硫酸エステルナトリウム(AS)
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(POEP)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(POER)
の5つです。
この5つが使われているシャンプーにはほとんどお目にかかることがなくなりましたが、洗濯用洗剤や台所用洗剤には多く使われています。ご家庭の洗剤を確認してみて下さい。
合成界面活性剤の種類は2000種類以上だと言われています。毒性が強いものから低刺激性のものまでありますが、上記の5つと似た名称のものは毒性が強い合成界面活性剤だと思って間違いないのかもしれません。
「植物系の洗浄剤だから安心」という言葉を見ることがありますが、分子構造が植物と同様だからというだけで、実態は石油系の合成界面活性剤という例もあります。
合成界面活性剤の一覧表があるサイトを紹介しておきます。
Natural*Natura
水頼(みずだより)
合成界面活性剤一覧
メーカーや行政の見解では危険性はないということです。しかし、危険性を警告する書籍やサイトは多くあります。メーカーや行政の見解を鵜呑みにするのではなく、自分の身体は自分で守るという意識が必要なのかもしれません。
美容室での高価なトリートメントもいいけれど、 毎日使うものだからシャンプー、トリートメントにちょっとこだわってみるのも
大事なこと。
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